2009年8月17日月曜日

半期に一度の大イベント

お盆がようやくおわりました。

田舎のお盆とはまさにヨメの試練です。
その力量が試されます。

お盆って
よくいえば、古きよき因習でご先祖様を守り続ける日本古来の精神なのですが、
悪く言えば、家制度に固執して生きた人間を束縛する封建的な社会の象徴。
でもあります。
例に漏れず、
お盆の入り(13日)から送り盆(15日)まで
連日キッチリ親戚来週のスケジュールが組まれており、
恐ろしいまでの準備と段取りが必要になっています。
毎年のことなのでいい加減なれてきてはいるのですが、
一番の問題はお姑様!!!

事前に
御茶請けや食事の内容など、細かく打ち合わせて
全部用意して私の中でシミュレーションをしているのに
あっという間にそれを突き崩すのが
何をかくそう、お姑様なのです。

たとえば。。。。。
打ち合わせた食事内容のメニューと違うメニューを来賓に勧めてみたり、
洗ってセットしておいたティーセットと違う陶器をを出してみたり、
おいおいおいおいおいおいおいおい!!!!!!!
と叫びたくなるような暴挙にでたりするのです。

たとえば、このような感じです。

初日はお舅様のお姉さん夫婦が3組+その子供達がいらっしゃいました。
ウチの人間を入れると総勢14人です。
お昼にいらっしゃるというので
チラシ寿司とお吸い物と酢の物と天ぷらを用意することになっていて
完璧に用意しておきました。完璧に、です。

が!!!!
それなのにいきなりお姑様、皆様お集まりの食卓で
「手巻き寿司のほうがいいかなぁ。その方がええじゃろ。なぁ。ええじゃろ。」
と、暴言を放ちます。
はああああぁぁぁぁぁぁ?!?!?!?!?!?!?
誰が用意するんですかねええええぇぇぇぇぇぇ?!?!?!
手巻き寿司って全然内容違いますよねえええぇぇぇぇl?!?!?!?!
しかも14人分ですけどおわかりですかねええええぇぇぇぇぇ?!?!?!
私の反応も全く無視で
しぶしぶ手巻き寿司の用意をしました。
お客様もドン引きです。
皆さん同情してくださいました。

そして、
怒涛の食事終了後、フィナンシェと紅茶を出す予定だったので
早速用意を始めようとしたら、

「そうじゃ。メロンがあったんじゃ。メロン切ったらええが。」

、、、、、、はい?
打ち合わせまるっきり無視ですか?
無視ですか?
打ち合わせる必要ない、、ですよね?
ご自分で切られたらよろしいですよね?
ね?
と思いつつ、メロンを用意。
14人分のフルーツ皿を蔵から出すところから始める始末です。


2~3人の来賓だったらそれでもなんとか出来ますが、
10人単位でくる親戚に対して
いきなりその変更は自殺行為なのですよ。

悪意と自覚のない爆弾発言にぶち切れながら
3日間やっとお盆が終わりました。

明けに、大喧嘩したのはいうまでもありません!
これだから田舎に嫁はこないんだ!!!!

わかってんのかぁあああああ!!!!!

4 件のコメント:

吉村うさうさ さんのコメント...

やはりそちらでも・・お盆・・嫁にとって一大イベントなんですね。。この話を読んで、小宇宙・岡山の海を越したもう一つの銀河系の話を思い出しました(苦笑)まるっきり同じような話・・(汗)

本当に本当にご苦労さまです!!しかし、お姑様・・すっごい方ですね。。(大汗)あの〜、そういう時、ご主人とか他のご家族の方から「すでにチラシ寿司作ったからチラシでいいんじゃない?」ということは言って頂けないんでしょうか!?

もちろんどこの家や国でも、こういう前時代的?なとこは沢山あると思うのですが、でも言えることって、完全に「お嫁さん」の人格否定ですよね。。(涙)おっと、これは某皇族のお話のような。同じような話を韓国ではよくよく聞くのですが、可哀想なのは、そんなイヤな思いや辛い思いをお嫁さんがしても、またそれを自分がお姑さんになった時、結局繰り返すんですよね。。(涙)そんなに辛い思いしたんだったら、絶対自分は嫁が出来た時にはそんな理不尽なコトしないぞ!とは思わない。むしろ、自分だって大変だったんだから・・と同じことをしてしまう。これが世の中が大きく変わっても、いつまで経っても封建的な社会がなくならない根本だと思います。

とにかくお疲れさまでした〜!これからも頑張れ〜!!

Unknown さんのコメント...

はじめまして!うさうさのブログから見て、読ませてもらっているポコママです。(今日もぽかぽか2)あまりの内容のすごさと迫力に驚き、また恐怖を感じ、そして感動したのでコメントさせていただきます。

お姑様はちょっと痴呆か何かでしょうか!?それとも嫁いびりがご趣味!?まるでドラマみたいなお話に、やっぱり未だに現実にこういう姑がいるんだ、、、と驚いております。あまりにも強烈な個性の方のようですが、お舅様をはじめ、他の方もお姑様を恐れているのでしょうか??

そして、14人分ものチラシ寿司、酢の物、天ぷら、お吸い物を用意されたことに尊敬!!感動すら覚えます。今どき、こんなにもちゃんとお料理も、広いお家のお掃除も完璧にできる嫁がいることに感動しました。同じ嫁として頭が上がりません。(私には決してできません。)さらに、都会育ちなのに田舎へお嫁へ行かれたなんて、きっと御主人に対する深い愛情以外に他ならないのでしょうね。。。

あなたは本当にエライ!!!この言葉を言いたくて、コメントさせて頂きました。

Sっち さんのコメント...

>うさうささん
なかなかコメントできなくてすみません。遅くなりました!
お盆はお正月と同格もしくはそれ以上の迫力がありますよ。基本はご先祖様をお迎えするってことですから大変な筈ないのですが、こういううちの姑みたいな人間がいると最悪習慣になっちゃいますよ~~~。旦那も親戚も姑の性格をよくわかっているのでコソコソと私に援護射撃してはくれます。ですが、彼女が引かないのでどうにもならないってところでしょうか。そう、超KYなのです。
ヨメに人権はありませんよ~~!でもでも母になってから私も変わりました。強くなりました。「私はイエのヨメになりにきたわけじゃありません!彼と結婚しただけですからっ!」って謹んでぶつけてみましたよ♪なので私は絶対自分の子供とは同居しません。うさうささんのおっしゃる通りのことを常々
考えているので(時代は繰り返されるってやつです)、いくら自分はしないと思っていても一緒に生活してしまえば見えなくなってしまうと思うんです。
でも、これはあくまで個人の問題だとは思うんですよね。田舎=封建的=世間知らず=セカチューになっちゃうんです。不可抗力で。うちの姑もやっぱり世間知らずなんですよ。うちの姑はしょっちゅう「私はこうしてきたああしてきた」的なことを私に押し付けるので、”それは自分責任であって自分で消化すべきこと。私にいう筋合いのことではない”って伝えたところ激昂されましたが後々納得されてました。世間を知らないというのは恐ろしいことなのです。私も反面教師にしていきたいと思います。

Sっち さんのコメント...

>ムーミンママさん
はじめまして!コメントありがとうございました♪私もうさうささんのBlogからムーミンママさんのBlogみさせていただいたことありますよ~♪
そして、励ましのお言葉ありがとうございます!!いや~~全然ダメ嫁ですよ~~。むしろちゃんとすることを放棄しています(笑)。年間行事的なことはちぃにとっても大切なことなので比較的努力はしますが、日常は全然!!です。食事の仕度もトラウマがあって毎日吐き気がするくらいイヤです(笑)。
ウチの姑は典型的な橋田寿賀子ドラマ主役級姑です。働き者だし商売の才覚はあるしある側面から見ればいい人です。ただ、私は小宇宙にきてからの4年くらいがトラウマになっていて悪魔の使者にしか見えなくなっちゃいました(笑)。事実は小説より奇なり、です。悪意はないのですが無邪気に人をズタズタにしちゃうって感じでしょうか。。。育ち、なんだと思います。
とはいえ、教えてもらうことも多々ありますのでこれからはそういうことも少しずつ書いてみようかと思っています。。。。。た、たぶん。。。。
そして、今日までのことと旦那への愛情を秤にかけるとしたら、断然今までの苦労のほうがキツイです。愛情だけでは無理です。。。。私を突き動かしてきたのはなんなんでしょう。。。自分でもよくわかりません。これも、これから分析してみようかと思いますよ♪
よければ、これからも時々のぞいてみてくださいね!!